2023/07/26 (水)～
■7月26日(水)～8月3日(木)
■期間中無休
■12:00～19:00
土·日·最終日12:00～17:00
本展は、コロナ禍中でスタートさせたシリーズ「シン・デザイン＋プラスシリーズ」を中心に平面作品10点で構成されます。
これは、日本の伝統的なデザインに烏丸独特のポップで卓越した色彩感覚を注ぎ込み、そこに絵画のルーツとなるヨーロッパの中世美術のエッセンスを加えたもので、東洋と西洋、絵画とデザイン、そして、歴史と現代というエレメントが、互いにつむぎあい、融合して新しい形となって表われます。
今回は、デューラー、ピエロ・デッラ・フランチェスカ、メムリンク、ファン・エイク、といった中世ヨーロッパの主要な作家たちの作品に向き合い、繊細なドローイングと独自のカラーリングでタブローの中でそれらの絵画とデザインを見事に融和させていきます。そこに垣間見える詩的で、見事に構成された絶妙なバランスと色、空間に思わず引き込まれていきます。
(画像：シン・デザイン＋プラスシリーズ n.15 – デューラーと。2023, 35x25cm, カンバスに鉛筆、インクとアクリル絵の具)
烏丸由美（からすまる ゆみ）
美術家。大阪に生まれる。京都市立芸術大学卒業。イタリア国立美術アカデミー卒業。イタリア（ボローニャ市）と兵庫県川西市にて制作。90年代の初めから、活動の拠点をイタリアに移し、ヨーロッパ、アメリカ、日本で展覧会、パフォーマンス等多数。
karasumaru.net
